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品質保証・環境活動

ISO22000認証工場

国内初、観賞魚飼料製造工場がISO22000認証取得しました

ISO22000

国内初、観賞魚飼料製造工場がISO22000認証取得

2020年6月16日 認証授与式

Hikariブランドの配合飼料製造部門であるキョーリンフード工業株式会社(兵庫県姫路市)は、国内の観賞魚飼料製造工場で初めてISO22000(食品安全マネジメントシステム)を、全3工場(福崎・加西・九州工場)で認証しました。(認証登録日:2020年5月26日)

【2020年6月16日 認証授与式】
写真左より山本直之(キョーリンフード工業 常務取締役)、神畑浩子(代表取締役専務)、前田直樹氏(DNV・GL日本法人社長)

【Hikaraブランド 全700アイテム】【キョーリンフード工業 福崎工場 第二】

ISO22000とは?

“食品安全性を確保する手法のHACCP”と“品質マネジメントシステムのISO9001”を融合し、生産から食卓まで食品に関するすべての過程において、“食品危害を防ぐため”と“高い品質”の仕組み作りの国際規格。

HACCP
汚染や異物混入等の危害を起こす要因(ハザード)を把握し、製造工程の中でハザード削減する重要な工程を管理。製品の安全性を確保するための衛生管理の手法。
ISO9001
より良い製品(高い品質)を提供する為、必要なマニュアルを構築し、改善していく為の仕組み。

ISO22000へ挑戦した理由

ISO22000は『安全・安心』と『高い品質』を目指した、食品のための国際的な認証システムです。そのため現段階では観賞魚フードに求められる品質管理のレベルを大きく超えています。
しかし国内外の規制が厳しくなりISO22000導入による4つの目的達成の為(国際認証による信頼度向上、品質レベル向上、社内システムの整理、社員意識改革)挑戦を決意しました。

Hikariの品質管理の歴史

2001年国内で狂牛病の牛が確認された時から、国内外の規制が厳しくなり新たな品質管理の時代へと突入しました。Hikari製品は世界中に販売しており、特に規制の厳しいEUやアメリカは高いレベルの品質管理が求められます。
“2004年EUへの輸出が2年間停止”などの大きな苦難に遭遇する度に、HACCPやFSMAに基づく管理手法を導入し、品質管理のレベルを上げ、各国の規制をクリア。「世界のHikari」の品質や信頼の礎となり、今では国内の観賞魚フードシェア率54.4%(2019年実績)、海外の販売先は2002年35から2020年66の国と地域へ増加しており、多くのお客様からご愛顧いただけるようになりました。

Hikariの品質管理の歴史

ペットフードの規制

・・・・・詳細は『Hikariの品質管理の歴史』を参照ください。

2001年
狂牛病の牛を国内で初めて確認。国内の肉骨粉等が含まれる全ての製品の製造・流通が一時禁止。
2004年
狂牛病問題を受けEU規制強化。EUが求める制度が日本にないため2年間輸出停止となる。
2007年
ペットフードへのメラミン混入事件発生。
2011年
原子力発電所事故発生(東日本大震災)を受けEU規制強化。輸出が一時停止。
2017年
食品安全強化法(アメリカ)でペットフードの規制強化。

ISO22000認証取得による4つの目的

  1. 国際認証による信頼度向上
    ISOは国際規格のため、世界中でHikari製品は食品と同等の安全管理レベルであることが認証され、安心度、信頼度につながる。
    弊社は以前からHACCPやFSMAに基づく管理手法を導入しておりますが、HACCPは食品のみの認証のため、弊社は国際認証されていませんでした。
    審査機関はノルウェーに本部を構え世界100ヶ国以上で展開、あらゆるリスクマネジメント活動を行う国際的なDNV GL様に依頼。数ある認証会社の中でもDNV GL様は国際的な権威が高く、弊社の海外代理店が迅速に商品の通関ができることを期待しています。
  2. 品質レベル向上
    社内システム整理と意識改革による品質レベルの向上。
  3. 社内システムの整理
    輸出検疫や特殊な製品仕様に対応するため、製造手順やルールが複雑化していたものを国際基準で整理。
  4. 社員意識改革
    ISOシステムは会社全体の取組みのため、役員から現場まで品質管理基準の意識が統一される。
【監査の様子】【ISOプロジェクトチーム】

今後の目指していく品質について

ISO22000のシステムを利用して、高いレベルの安全マネジメントシステムを構築することが出来ました。
これをベースにさらに改良を重ね、安心安全なHikari製品を、さらに安定してお客様へ提供できるように努力し続けていきます。

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